メッセージを表示させてみよう
簡単なプログラム
Visual Studio をインストールすると、下記のようなシンプルなコードが自動的に生成されます。これは、簡単なメッセージを表示するプログラムになります。最初は意味がわからないと思いますが、まずは考えないで先に進みましょう。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello World!"); } } }
まず、これを実行してみましょう。実行の仕方は、下記を参照してください。
実行結果は
Hello World!
になります。
見ていただいておわかりのように、実行されているのは9行目です。
static void Main(string[] args)
{
//ここの括弧に囲まれた部分に動作させるものを記述します。
}
Console.WriteLine は、文字列を表示する、関数「メソッド」です。
カッコにはデータを指定します。「(“Hello World!”)」
文字データを直接コードとして入力する場合には、「””」ダブルクォーテーションで囲む必要がありますので注意してください。
また、最後は、「;」(セミコロン)が必要です。
コードを変えてみよう
では、コードを変えてみましょう。
Hello Japan!と表示するにはどうしたらいいでしょうか。
簡単ですね!
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello Japan!"); } } }
実行結果は
Hello Japan!
になります。色々、テキストを変えて練習してみましょう。
複数行表示してみる
では、
Hello Japan!
Hello USA! と表示したい場合はどうしたらいいでしょうか?
下記のように、2行にすれば大丈夫です。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello Japan!"); Console.WriteLine("Hello USA!"); } } }
実行結果は
Hello Japan!
Hello USA!
になります。つまり、2行にしてもそのまま実行される訳ですね。
わかりますか?
日本語でも大丈夫?
では、日本語で検証してみましょう。
Console.WriteLine(“Hello Japan!”);
Console.WriteLine(“Hello USA!”);
の下に
Console.WriteLine(“そうだ、京都へ行こう!”);
を入力してみましょう。
どのようになるでしょうか?
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello Japan!"); Console.WriteLine("Hello USA!"); Console.WriteLine("そうだ、京都へ行こう!"); } } }
実行結果は
Hello Japan!
Hello USA!
そうだ、京都へ行こう!
になります。日本語でも大丈夫です。
参考
C#はオブジェクト指向プログラミング言語の一つで、WindowsアプリケーションやWebアプリケーション、ゲーム開発などに使われています。C#のプログラムは、Mainメソッドから始まります。
Mainメソッドは、C#プログラムのエントリーポイントであり、プログラムの開始点を示します。Mainメソッドは、次のような構造を持っています。
cCopy codestatic void Main(string[] args) { // プログラムの実行内容 }
ここで、「static」とは、Mainメソッドがオブジェクトのインスタンス化なしに呼び出せることを示します。「void」とは、Mainメソッドが値を返さないことを示します。「string[] args」とは、コマンドライン引数を表します。これにより、プログラムの起動時に渡された引数を取得することができます。
Mainメソッドは、プログラムの開始点であるため、最初に実行されるコードがここに書かれます。たとえば、コンソールアプリケーションの場合、Mainメソッドには、ユーザーからの入力を受け付けたり、出力を行ったりするコードが含まれます。
また、Mainメソッドは、他のメソッドを呼び出すこともできます。これにより、プログラムの複雑な処理を分割し、管理しやすくすることができます。
総合すると、Mainメソッドは、C#プログラムのエントリーポイントであり、プログラムの開始点を示す重要な要素です。コマンドライン引数を受け取り、プログラムの開始時に実行されるコードを記述することができます。また、他のメソッドを呼び出すこともでき、プログラムの構造を管理しやすくすることができます。
次回は、数字について学びます。