みつる君
C#のコメントについて覚えましょう。
マリさん
コメントを入れることによって、C#コードを解説でき、読みやすくすることが可能です。また、一旦、コードをコメント化して無効化することにより、テストするときに余計な実行を防止することにも使えます。プログラムの動作には影響しませんが、コードの可読性や保守性を高めるために重要な役割を果たします。C#では、コメントを書く方法がいくつかありますが、ここでは主に以下の2種類を紹介します。
- // から行末までをコメントとする方法
- /* と */ で囲まれた範囲をコメントとする方法
コメントを入れる
みつる君
実際に、コードを打ってみましょう!
1行でコメントする。
みつる君
1行コメントは、スラッシュ(//)を使用します。
行のはじめ、または、行の途中からスラッシュ(//)を入れて、そこから行末までのテキストはC#の実行が無視されます。
マリさん
下記は、1行全体がコメントの場合の例です。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { //ここがコメントです。 string str = "Hello World!"; Console.WriteLine(str); } } }
マリさん
下記は、1行の途中でコメントになる場合の例です。コード行の最後にスラッシュ(//)を入れてコメントを書きます。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { string str = "Hello World!"; //ここがコメントです。 Console.WriteLine(str); } } }
複数行でコメントする
みつる君
複数行のコメントは、「/*」で始まり、「*/」で終わります。
「/*」と「*/」の間のテキストはC#の実行が無視されます。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { /* ここがコメントです。 ここがコメントです。 ここがコメントです。 ここがコメントです。 ここがコメントです。*/ string str = "Hello World!"; Console.WriteLine(str); } } }
コードを無効化する
みつる君
コードをコメント化して無効化することができます。まず、下記のコードを実行してみましょう!
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { var str = "Hello World!"; Console.WriteLine(str); Console.WriteLine(str + "2"); } } }
みつる君
実行結果は
Hello World!
Hello World! 2
みつる君
となり、結果は同じになります。では、
Console.WriteLine(str + “2”);
の方をコメントにしてみましょう!
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { var str = "Hello World!"; Console.WriteLine(str); //Console.WriteLine(str + "2"); } } }
みつる君
実行結果は
Hello World!
みつる君
となり、
Hello World! 2
は、表示されなくなります。
つまり、
Console.WriteLine(str + “2”);
が、無効化できます。
これは、テストのときなどに使用できます。
マリさん
コメントを入れると、コードの内容がわかりやすくなります。是非、使ってください。