前回のConsole.WriteLine()について説明します。
C#のConsole.WriteLineは、コンソールアプリケーションでテキストを表示するために使用されるメソッドです。
このメソッドは、引数に指定したオブジェクトの文字列表現をコンソールに出力し、最後に改行を追加します。
例えば、以下のように文字列を出力することができます。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello World!"); } } }
実行結果は
Hello World!
になります。
このメソッドは、引数として文字列以外に、整数、浮動小数点数、オブジェクトなど、多くのデータ型を受け取ることができます。それでは、詳しく説明していきます。
数字を表示する場合は?
Console.WriteLine();を使って文字列として表示
今回は、数字について覚えます。実は、数字と文字は取り扱いが違います。詳しく説明いたします。
まずは、前回と同様にConsole.WriteLine();を使って表示してみます。表示の1行目は、Hello World! 2行目は、10です。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello World!"); Console.WriteLine("10"); } } }
まず、これを実行してみましょう。実行の仕方は、下記を参照してください。
実行結果は
Hello World!
10
になります。
数値データとして表示
実は上記では、 Hello World! も10も文字列データとして扱われてしまいます。どういう意味か実証していきます。
では、この10という数字を数値データとして取り扱うにはどうすればいいでしょうか?
「””」ダブルクォーテーションを外せば数値データとして取り扱われます。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello World!"); Console.WriteLine(10); } } }
実行結果は
Hello World!
10
になり見た目の結果は同じですが実は違います。
本当に数値データになっているか確認
では、この10が数値データであることを確認しましょう。この10に2を加算してみます。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello World!"); Console.WriteLine(10 + 2); } } }
では、この10が数値データであることを確認しましょう。この10に2を加算してみます。
Hello World!
12
になり計算結果は12になりました。つまり、10+2=12で数値データであることがわかります。
文字列と数値のの違いを確認してみよう
では、わざと、10 + 2に 「””」ダブルクォーテーションを付けてみましょう!
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("Hello World!"); Console.WriteLine("10 + 2"); } } }
実行結果は
Hello World!
10 + 2
になり計算結果は10+2が文字列データとして表示されます。意味はわかりましたでしょうか?
今回は、文字列と数値の違いについて説明しました。
次回は、計算について説明します。