足し算、引き算、掛け算、割り算
足し算
前回の復習です。10に2を加算してみましょう!加算は、+(プラス)を使用します。ですので、10+2になります。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(10 + 2); } } }
実行結果は
12
になり計算結果は12になりました。問題ありませんね。
引き算
10から2を引いてみましょう!減算は、-(マイナス)を使用します。ですので、10-2になります。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(10 - 2); } } }
実行結果は
8
になり計算結果は8になりました。これも一般的な算数と同じなので問題ありませんね。
掛け算
今度は掛け算です! 加算(+)や減算(-)とは違い注意が必要です。一般的に算数では、「x」を使いますが、C#では「*( アスタリスク )」を使います。従って、コードは10*2になりますので覚えておきましょう!
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(10 * 2); } } }
実行結果は
20
になり計算結果は20になりました。
割り算
今度は割り算です! 掛け算同様注意が必要です。一般的に算数では、「÷」を使いますが、C#では「/( スラッシュ )」を使います。従って、コードは10/2になりますので覚えておきましょう!
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(10 / 2); } } }
実行結果は
5
になり計算結果は5になりました。尚、10/0のように、数値を0で割ることは禁止です。
実際にコードを書いたとたんに「エラー CS0020 定数 0 による除算です」と警告します。
応用
では、3 x (2 + 5) – 5 ÷ (3 – 2)を計算してみましょう。
コードは、3 * (2 + 5) – 5 / (3 – 2)になります。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(3 * (2 + 5) - 5 / (3 - 2)); } } }
実行結果は
16
計算結果は16になりました。このように、複雑な計算も、瞬時に結果が得られます。
まとめ
本日のまとめです。覚えておきましょう!
内容 | 演算子 | 読み | 例 |
足し算 | + | プラス | 10+2 |
引き算 | – | マイナス | 10-2 |
掛け算 | * | アスタリスク | 10*2 |
割り算 | / | スラッシュ | 10/2 |
参考
C#は、.NET Frameworkの一部である高水準言語であり、数学演算についても豊富なサポートが提供されています。C#における基本的な数学演算である足し算、引き算、掛け算、割り算について、詳細を以下に説明します。
足し算 C#における足し算は、加算演算子(+)を使用して実行されます。たとえば、2つの変数xとyを足し算する場合、以下のように記述できます。
codeint x = 5; int y = 10; int sum = x + y; // sumは15になる
上記の例では、変数xとyに5と10の値が格納されており、それらを加算して、sum変数に15の値が格納されています。C#では、int以外のデータ型(たとえばdoubleやfloat)でも足し算が可能です。
引き算 C#における引き算は、減算演算子(-)を使用して実行されます。たとえば、2つの変数xとyの差を求める場合、以下のように記述できます。
x = 10; int y = 5; int diff = x - y; // diffは5になる
上記の例では、変数xとyに10と5の値が格納されており、それらを減算して、diff変数に5の値が格納されています。足し算と同様に、int以外のデータ型でも引き算が可能です。
掛け算 C#における掛け算は、乗算演算子(*)を使用して実行されます。たとえば、2つの変数xとyの積を求める場合、以下のように記述できます。
codeint x = 5; int y = 10; int product = x * y; // productは50になる
上記の例では、変数xとyに5と10の値が格納されており、それらを乗算して、product変数に50の値が格納されています。掛け算も足し算や引き算と同様に、int以外のデータ型でも実行可能です。
割り算 C#における割り算は、除算演算子(/)を使用して実行されます。ただし、整数型での割り算は、結果が整数であるように切り捨てられます。たとえば、2つの変数xとyを割り算した結果を求める場合、以下のように記述できます。
C#における割り算は、除算演算子(/)を使用して実行されます。除算演算子は、2つの数値の割り算を実行し、結果を返します。
codeint x = 10; int y = 3; int quotient = x / y; // quotientは3になる
上記の例では、変数xに10の値が格納され、変数yに3の値が格納されています。割り算を実行すると、quotient変数に整数型である3が格納されます。
整数型の割り算では、除算演算子を使用するだけで簡単に割り算が実行できますが、割り算の結果を浮動小数点数として取得する場合は、floatまたはdoubleデータ型を使用する必要があります。たとえば、以下の例では、2つのdouble型の変数を割り算して、結果を変数quotientに割り当てます。
codedouble x = 10.0; double y = 3.0; double quotient = x / y; // quotientは3.3333...になる
上記の例では、変数xに10.0の値が格納され、変数yに3.0の値が格納されています。割り算を実行すると、quotient変数に浮動小数点数である3.3333…が格納されます。
また、C#では剰余演算子(%)も使用して、割り算の余りを求めることができます。たとえば、以下の例では、10を3で割った余りを求めます。
codeint x = 10; int y = 3; int remainder = x % y; // remainderは1になる
上記の例では、変数xに10の値が格納され、変数yに3の値が格納されています。剰余演算子を使用して、余りを求めることができ、remainder変数に1の値が格納されます。剰余演算子は、整数値に対してのみ有効であり、浮動小数点数には使用できません。