const修飾子とは何か?
みつる君
こんにちは、今日はC#のconst修飾子についてブログで紹介したいと思います。
C#では、定数と呼ばれる変わらない値を使うことができます。
今回は、その中でもよく使われるconst修飾子について説明していきます。
初心者の方でもわかりやすくなるように、例を交えて解説していきますね。
const修飾子
みつる君
const修飾子は、コンパイル時に値が決まる定数を宣言するために使います。
コンパイル時とは、プログラムを実行する前に行われる処理のことです。
例えば、円周率や自然対数の底など、絶対に変わらない値をconstで宣言することができます。
こんな感じです。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { // 円周率をconstで宣言 const double PI = 3.14159265358979; // 自然対数の底をconstで宣言 const double E = 2.71828182845905; } } }
みつる君
const修飾子を使うときは、以下の点に注意しましょう。
- const修飾子は、int, float, double, bool, char, stringなどの組み込み型にしか使えません。参照型はstring以外は使えません。組み込み型とは、C#で最初から用意されている型のことです。参照型とは、オブジェクトや配列などの型のことです。
- const修飾子は、宣言時に初期化する必要があります。コンストラクタやメソッド内で初期化することはできません。コンストラクタとは、クラスや構造体のインスタンスを作るときに呼ばれるメソッドのことです。メソッドとは、クラスや構造体に属する処理のことです。
- const修飾子は、暗黙的にstaticです。つまり、クラス名や構造体名を使ってアクセスすることができます。インスタンスを作らなくても使えます。インスタンスとは、クラスや構造体から作られたオブジェクトのことです。