こんにちは、C#のプログラミングのみつるです。
今回は、C#の配列に関して詳しく説明します。
配列の基礎
C#は.NET Frameworkで開発されたオブジェクト指向のプログラミング言語です。
C#では、配列というデータ構造を使って、同じ型の複数の値を一つの変数に格納することができます。
配列は、メモリ上に連続的に配置された要素からなります。配列の要素には、インデックスという番号でアクセスできます。
インデックスは0から始まります。
構文
C#では、配列を宣言するには、以下のような構文を使います。
型[] 配列名 = new 型[要素数];
コード例
例えば、int型の配列を宣言するには、以下のように書きます。
int[] numbers = new int[5];
このコードでは、int型の5つの要素を持つ配列numbersを宣言しています。
配列の要素は、デフォルトで0に初期化されます。
配列の要素に値を代入するには、インデックスを指定して以下のように書きます。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { numbers[0] = 10; numbers[1] = 20; numbers[2] = 30; numbers[3] = 40; numbers[4] = 50; } } }
このコードでは、配列numbersの各要素に10から50までの値を代入しています。
配列の要素の値を取得するには、インデックスを指定して以下のように書きます。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine(numbers[0]); Console.WriteLine(numbers[1]); Console.WriteLine(numbers[2]); Console.WriteLine(numbers[3]); Console.WriteLine(numbers[4]); } } }
このコードでは、配列numbersの各要素の値をコンソールに出力しています。
C#では、配列の宣言と初期化を同時に行うこともできます。
以下のように書くと、要素数を省略できます。
int[] numbers = new int[] {10, 20, 30, 40, 50};
また、以下のように書くと、new int[]も省略できます。
int[] numbers = {10, 20, 30, 40, 50};
このように、配列を簡潔に記述することができます。
C#では、配列は参照型です。
つまり、配列はオブジェクトとして扱われます。
そのため、配列にはプロパティやメソッドがあります。
例えば、配列の長さ(要素数)を取得するには、Lengthプロパティを使います。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { int[] numbers = {10, 20, 30, 40, 50}; Console.WriteLine(numbers.Length); } } }
このコードでは、配列numbersの長さをコンソールに出力しています。
また、配列を操作するためのメソッドもあります。
例えば、配列の要素を昇順や降順に並べ替えるには、ArrayクラスのSortメソッドやReverseメソッドを使います。
using System; namespace ConsoleApp1 { internal class Program { static void Main(string[] args) { int[] numbers = {10, 20, 30, 40, 50}; Array.Sort(numbers); // 昇順に並べ替え Array.Reverse(numbers); // 降順に並べ替え } } }
このコードでは、配列numbersの要素を昇順や降順に並べ替えています。
C#では、多次元配列やジャグ配列という特殊な形式の配列も使えます。
多次元配列は、行と列など複数の次元で構成される配列です。
ジャグ配列は、各要素が別の配列を参照する配列です。
これらの配列については、別の記事で詳しく説明します。
以上が、C#の配列に関する基本的な説明です。
配列は、プログラミングにおいて重要なデータ構造です。
C#では、配列を使って効率的にデータを管理することができます。
配列の使い方をマスターして、C#のプログラミングスキルを向上させましょう。